敗残兵


tod yes

ある医療事務員の戦いの記録。受付の向こう側に見たモノとは!?、、、医療事務の仕事を紹介しています

[◇過去ログ:戦闘記録 Are you mixi ] !?

2008年07月16日(水)

マイバッグ [病院受付]

地球温暖化が声高に叫ばれる中、企業の努力だけでなく個人消費者が身近にできる「環境保護」の一つにマイバッグ運動というのがあります。お店でくれるレジ袋を使わずに、個人が持参したマイバッグを使用しましょう!という運動ですね

スーパーが中心となって進める「エコバッグ」が代表的ですが、すでに当県全域では、4月からスーパーのレジ袋が一斉に有料化されてます。1枚5円なんですけど、価格的には大したことナイっちゃないんだけど、、、

エコバッグを持ち歩けばいいんだけど、ついつい忘れてしまうのが人間のサガってもんですよね!んで、その都度購入するハメになったり、、、エコバッグのほうが断然高いワケで!財布には、全然!エコじゃないんですよーT-T.

そして、「レジ袋ください」って言わないとレジ袋はもらえないんですよ。精算がすんで、カゴから品物を移そうとして・・・レジ袋がないことに気づき、あわてて貰いに戻る。で、そのたびに感じる、エコでない自分を見つめるレジのオネーサンの冷たい視線、、、

あなたはマイバックいつも持ってます?

さて、病院に来る患者さんもいろんな荷物を抱えてやってきます。待ち時間を利用して、近所のスーパーで買い物を済ませてきたり、待合室で朝一で畑でとれた農産物の物々交換をしたり、来るときより荷物が増えてませんか!確かに大量のお薬をぶら下げて帰って行く患者さんもあるわけですが・・・

ナスは忘れなくてもクスリは忘れていく

なんて日常茶飯事です。今日もOさん(73歳♀)が、先ほどから大あわて。看護師さんにさんざん掛け合って、トイレを出入りすること3度4度、あっち行っていってソワソワ、こっち行ってワヤワヤ、もう大騒ぎ!!

私のカバンが無くなった!

どこ?どこ?よーく思い出してみてみてね・・・ってほとんどムリだがw。ここはあわてずに、じっくりOさんに付き添うしか手がありません。最初から一つ一つ検証します

病院に来たときカバンはドッチの手に持ってましたか?
まず受付しましたよね、そのとき診察券・保険証など出しましたか?
受付票をもらってカバンにいれましたか?


うーん。あそうだ!

お、ナニか思い出したようです。なになに、、、

診察の順番がきて、ちょっと荷物持ったままだと邪魔だと思った。あ、そうだ。ちょっとの間置いておこうと思って邪魔にならないトコロに置いておこうと思って、、、そうだ!いつもの

便所に

置いておいたんだ!さすがに女性トイレに駆け込む訳にいかないので、事情を話し同僚の女性職員に探しに入って貰いました。・・だけど、だけど、カバンは見あたらず。誰かに取られたか!盗難事件か!どんなカバンだったのか再度確認しました

白い・・・

○○屋と書いてある・・・

ビニール袋。まだ使えるのに、、、

そのとき、たまたま通りかかった掃除のオバサンがピクリ!と反応しました。え?ナニかご存じで???

「え?ひょっとして・・・、さっきトイレの床にあったゴミのこと?」

そして、清掃員のゴミ回収袋の中から発見されたのは!使い古しの、しわしわスーパー袋!これが

マイバック

無事マイバックが発見されました。彼女らの持つマイバックはとってもエコですよw

・・・

え?なになに?

・・・

二度目?どういうこと?


掃除員が言うには「たしか、この人この前もカバンが無いっていって大騒ぎして、そのときもこのレジ袋だった。あんときあれだけゴミ箱の近くに置かないでって注意したのに、また同じコトを、、、」どこでもカバンを置きっぱなしにしないでほしいワ。それもシワシワレジ袋なんてねー

マイバッグって忘れられる運命にあるんだなぁ

Posted by 笑蔵 at 00時31分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

2008年07月13日(日)

WHO? [病院受付]

THE WHO が11月にやってくるようですね。単独での来日だそうです。いや、ピート・タウンゼントって今いくつなんだろ?まぁ、そこそこ好きではあるのですが、そうもあのボーカルがいけないw。いや好きなんですよ!THE WHOは!だって我が!青春の光ー!・・・ホントですってば!でも今のドラムの人はあまりよく知らない^^;

◆まさに奇蹟!1965年のデビュー以来、初の単独来日公演が遂に実現!!
http://www.udo.co.jp/artist/TheWho/

画像(320x227)・拡大画像(475x337)

さて、まだ梅雨はあけないのかな?毎日暑い日が続きます。病院の待合室は空調が効いてるのでまだいいですが、家に帰って、日中あたためられた部屋に入るその一歩がツライっすね。患者さんたちも同じなのか、、、彼女らは午前早い時間にやってきてお昼頃に家に帰っていくので、家に帰る頃がイチバン暑い時間帯です。ながながと待合室から動かないワケですナ

さんざん世間バナシに花を咲かせて、診察が終わってもいつまでも待合室にたむろして、出会う人、出会う人に話しかけ・・・よくもこんなに知り合いが多いものだ・・・会計で名前を呼んでも、呼んでも、呼んでも!

連呼

注:通常はプライバシーの問題もあるので連呼したりしません

い〜つまでも♪たえることなーく♪

話し続ける、続ける!Tさん70♀・・・よくもそんなに話すことがあるもんだ。診察が終わって会計を待つ間に、会計も終わって帰るだけなのに、、、いつのまにか2人、3人と、お仲間が増えていき、、、

3人集まれば姦しい

のは、娘もババも関係ナイw。やっと一人、また一人と帰っていった。いつのまにか3人がけの椅子に一人残されたTさんですが、帰りの時間にはまだ余裕があるよう。その刹那!視線が絡んでしまう・・・右手を持ち上げ、ヒョイヒョイ、ヒョイヒョイとボクを手招きする

しまった!最近ようやく、ジジババの視線をイチ早く感じ取り、何か気配を感じれば、その視線を合わせないでいられる術をモノにした僕なのに・・・たとえ相手が後ろから迫ろうとも感じ取ることができる!・・・この日はあまりにも姦しい彼女らの声に、そしてその後の静けさに、絡めとられてしまっていたのだった

ヒョイヒョイと手招きされるまま、おびき寄せられてみると

「アンチャン!アンチャン!今のババ達だけどよー」
「ええ、Tさんは、ずいぶん楽しそうにお話されてましたね」
「あぁ、オモシロカッタwww」

「だけど」

「だけど?なんですか?」


「アイツら誰だ?アンチャン知ってるか?」

あんなに親しそうにバカ笑いしてたのに、知り合いじゃないってのかぃ!?


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Posted by 笑蔵 at 20時59分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 3 )

2008年07月10日(木)

確保ーっ [病院受付]

ガガーッ、ガー

確保!確保しましたー

現在の時刻19:05分。正面玄関風除室付近にて、無事、被疑者T(87♀)を確保。確保に当たっての抵抗等は一切なく、被疑者の安全を確保しつつ、事態を鎮圧した。至急応援を寄越したし

ガガ、ガーッ

と。病棟に引き取りに来るよう連絡をいれた

入院患者が姿を消したのが午後6時半。食事の時間になっても現れない患者さんがあり、気づいた看護師が、当直事務に玄関周辺の捜索を依頼してきた。今日は午後5時には外来の診療を終えているが、警備当直が勤務に就く7時までの間は事務員が当直勤務に就いている。たまたま今日の当番は僕だった

過去に何度か逃走を許してしまった経験がある。病院って意外と出入り口がたくさんある。また、家族の便宜も考えると全てのドアをロックする時間もあまり早いと苦情になる。入院患者さんにとっても全てが徘徊の危険があるわけでもなく、夕暮れ間近に散歩したいという人もある。かといって全てのドアを正面受付で当番している事務員が見て回れるわけもなく、頭のイタイ問題でもあるのだ

ああ、Tさんか、そういえば最近は姿を見かけないと思ってたら入院してたんだなぁ。外来で顔を合わせてる頃にはずいぶん苦労さs(ry・・・いや、お世話になったのに^^;そっか入院してたなんて知らなかったなぁ、、、とまた暴れん坊が一人いなくなったと思ってたら

ツツツー

駆けるでもなく、歩むわけでもなく、微妙な速度で目の前をTさんが横切っていった。「あ?Tさん」と思わず声をかけたが、軽く無視。一目散に正面玄関へ、「あ、やべー逃げられる」と思いつつ、、、彼(女)らの速度は意外に速いし、なにせ疲れを知らぬ

強化人間

と化しているから。むやみに確保しようとすると手痛い反撃を食らうことがある。また何時間でも歩き続けられるという

リミッター知らず

なので、悠長に構えてるとドコまでも、こっちが引きずられるままになる。早いうちに足を止めるに限る。何か、コチラに。関心を引きつけなくては・・・

そこは焦らず、あわてず、かつ!迅速に、僕はカウンターから飛び出した。彼女より少し早いスピードで・・・一定の速度を保ちつつ・・・追いかけるのでなく、彼女に並ぶように近づいて

どうされました?

と、病院で迷子になった患者さんのように接します。誰だって知らないヒトに声をかけられたら吃驚するよね。できるだけ平静に声をかけ近づきます。やっと僕に気づいたTさんの瞳にはかつての、、、

ライバル

の瞳のキラメキは一切なく、ちょっとショック。もう一度「何か捜し物ですか?」と声をかけ反応を待つ。「家に帰らなきゃ、私の傘はどれ?わかんないわ・・・」と、急に近くにあった傘立てを物色し始める。今日は一日よい天気傘などまったく必要はないんだけど「傘がなくなったんですか?入院してるんでしょ?部屋に忘れたんじゃないの?」と切り返す。即座に、我ながら良い応答ができたと感心したが、軽く無視される

しかしコチラの話しかけには関心を持った様子。こういうときはコチラへの関心を切らしてはいけない、難しくない程度の、簡単に答えられそうな質問を重ね続け、関心を引きつけ続けるのだ。そして反応のある話題をみつけられれば・・・

どんな色の傘なの?
どうやってここまできたの?
夕飯は食べたの?

「あ!まだ食べてない。」

やっと反応を引き出した。そうこうしてるうちに病棟の看護師が駆けつけてきた。僕の仕事はココまでだ。今の対応を振り返り、自己反省会。もっと話しかけのネタ・話題を用意しとかなきゃなぁー、相手の家のこととかもわかるといいんだが、病状の情報もあらかじめ欲しいよな、とかとか、反省するべき点は多い。んでも、やっぱ食べ物の話題は強いなwと思い返していると、、、看護師とTさんのやりとりが背後から聞こえてきた

「Tさん。もうすぐ食事だから待っててねって約束したよね」
「???うん。」(ちょっと首かしげつつ)
「そして、手を洗って待っててって約束したよね」
「??うん。」(だいぶ思い出したらしい)
「もう、エレベータには乗らないってさっき約束したよね」

「ソレは知らない!」(即答)

食い物だけか反応すんのは!


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Posted by 笑蔵 at 23時24分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 3 )

2008年07月07日(月)

チーム・マイナス6 [病院受付]

朝から気温は26度を超えている。薄い曇が空にはかかっているにもわらず気温はグングン上がっていって、お昼前に33°を超えたようだ。建物の中で一日を過ごすボクらでも、こうもヒートアップした患者さんばかりを迎えていると、体感温度は天井知らず・・・

画像(301x177)

いや、熱い、熱い。正面玄関の自動ドアは二重になっている。両方が同時に開かないようになっているのだが、今日は患者さんが多い。出入りが多いと自動ドアも両方開きっぱなしになってしまう。それに今日のように気温が高いと吹く風は熱風の塊だ。自動ドアは体温感知。体温に近い熱風が通るたびに、自然に開閉を繰り返して、そのたび熱風が真正面から入ってきやがります

チーム−6%

とかなんとかで、館内の空調温度も高めに設定されたしまった。しかたない、、、温暖化にはダレもが協力しあわないとね!いや、だけど、、熱い。暑いわ!

かつて院内の薬局と隣り合わせで医事課があったとき、フロアがつながっていて、この薬局というのが薬品倉庫と同一化した部屋だったから。薬品があるからと専用の空調設備も備わってて、かつ、気温に敏感な職員ばかりだったので、いつも

チンチンに

冷えていた。まぁ確かに品質保持の問題もあるが、なんせ狭いスペースに職員が走り回ってるようなトコロだったから、みんなそれでも額に汗して駆け回っていた。こちらはそのフロアとつながったスペースで机に座って仕事をする。そうすると薬局から冷たい空気が流れ込んできて、膝掛けがいるくらいだったのに、、、

今は館内の空調の温度設定自体が高めだから、どんなにHighにしてもMaxにしても風量は変わっても温度は変わらない。人肌で暖められてぬるまった『空気』をかき回すだけ、、、んでもってこのかき回された『空気』というのが、朝からなんだかヒートアップしてる患者さん質の『熱量』の総和だから、、、あ、ボクも含めた職員の熱量もあるけどな・・・

「ちょっと、ちょっと、アンチャン。」
「あ、はいAさん(83)どうしました?」
「ココに杖置かせてよ、薬局までいってくるからー」

???

「あれ?薬局行くのに杖はいらないのー?」

率直にたずねた。

「あら、ワタシ。杖だけでは歩けないわよー、クルマを使わなきゃねー」


といいつつ、シルバーカーを取りに行くのに杖が邪魔だと。。。

で、車を持ってきてその上に杖を乗せて。移動していく。まぁいまさら彼女らの杖が飾りだというか、人を振り向かせるための道具だとか、そんなことはご存知なのだが。そのクルマを持ってきて「車」のウエに杖をポンと投げ出して移動していく

誰か、ボクの体感温度を下げてくれ


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Posted by 笑蔵 at 16時52分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2008年06月28日(土)

dark side of the moon [日々煩悩]

画像(180x180)・拡大画像(500x500)

「選ばれし者」として、その将来を有望されたアナキンと比べるのもおこがましいが、彼の才能を育て上げたのは同僚:ジェダイたちであった。アナキンも当初は同僚の期待にこたえるべく自らの才能を役立てようとしたのではなかったか。その才能があまりにも常人離れしており、かつ、出自からによるものか・・・奴隷の出身・・・ジェダイとしての騎士にあこがれるあまりに力を追い求め、、、

ダークサイド

の深淵に足を踏み入れ、その魅力に魅入られ、抗えなくなってしまったに違いない。彼の激しい感情が、ともとすれば冷静さを失い、なにごとも自分の力で解決しようとする「傲慢」さにつながり、最後には恩師であるオビ・ワンの理解をも裏切る結果となった

裏切られ、失ってしまうならば、自ら「ジェダイ」を去ろうと決心したのかもしれない

僕は「選ばれし者」でもないし、将来を有望されることもなくこの職場でン十年。それでもレセプトコンピュータの担当を任せられてきた自負も、わずかはある。レセコンを任せられているからといって「パソコン」全般について知識を収めているわけでもない。

しかし、病院という職場では職員はみななんらかの専門職すなわちマスターである。互いに専門的な知識を寄せ合って高度な専門性を発揮する。互いに尊重しあい、知識に敬意を抱いて働く場が病院だ

こと「パソコン」という分野でマスターたる騎士はいずこにあるんや

なぜ?レセコン担当者が?いつのまにか?病院全体のパソコンの相談窓口となってしまうのだ。彼の職場で身につけた知識はレセコンの一点に限られているはずなのに、誰もレセコン知識には敬意を払わない。レセコンのマスター(テーブル)を預かっても、マスターの称号を得るわけではないのだ

しかし、職場には、他にパソコンに秀でるものがいないのだからと言われ・・・とはいえ彼がパソコンで出来ることといえば、ブログを書き、掲示板にコメントし、ネットゲームをし、CD・DVDをコピーして、そうした知識なのだが、他部署からの要請には、できるだけ応えるようにと職場長さえも促してくる

たとえ受付に立っている時間であっても

画像(180x180)・拡大画像(221x221)

そうして駆けつけた先で、出くわすトラブルが

数字が入らない・・・NumLock!
ローマ字入力にして・・・カナ入力者が半数以上居る
間違えるとピーピー五月蝿い・・・へんなキー押さないでください
立ち上がらない・・・FDが入れっ放し
自前のMacの操作・・・DOS野郎ですんません

はたまた

ボールペンのインクが出ない

なんて呼ばれた時には、、、自ら、暗黒面へと誘われる心持となるのも致し方なかろう!

There is no dark side of the moon really. Matter of fact it's all dark
本当は月の暗い側なんてものは無いんだ。なぜなら、全ては闇そのものなんだから


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Posted by 笑蔵 at 14時39分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 3 )

2008年06月26日(木)

Call me! [病院受付]

画像(75x75)

Colour me your colour, baby
Colour me your car
Colour me your colour, darling

I know who you are

【Call Me:Blondie】

口のくすり(クロ飴)買ってきてー
便が出ないわー(朝から)
便がちゃんと出るのよー
眠い。眠剤飲まなくてもいいか

連日のように電話がかかってくる。訪問診察を行ってる患者さん本人からの電話がアトを絶たない。昼の時間が長くなったからか、電話がかかってくる時間も遅くなって、5時、6時に多くかかってくるようになった。5時を過ぎると職員も手薄になってしまうので、看護師が対応できない。しかたがない、、、事務で対応することになる

もう少し様子をみてくださいネ

と伝え、納得して一旦電話を切るが、5分も絶たないうちにまた

口のくすり(クロ飴)買ってきてー
便が出ないわー(朝から)
便がちゃんと出るのよー


と全く同じように電話をかけてくる。まるで「狼が来た」の少年の叫びのようだ。時には「胸が苦しくなるような気がする」と、症状があるような訴えもある。『狼少年』のように無視するわけにもいかないので、手が空き次第看護師から電話をしてもらう。やはり、看護師さんの声を聞くだけで解決するから、概ね、日が暮れていく気配を感じ、不安になって電話をしてくるようだ

だいたい電話をかけてくる患者さんは決まってるので、コチラも相手の声は憶えてしまった。声の調子で相手の状態も分かる。最近は、事務員が相手をしても、安心してもらえるようになったのだが・・・

プルル♪プルル♪

「はい、○○病院です」
「あのさぁー、看護師さんか○○先生は居ないかねー?ちょっと話しておきたいことがあるんだけどもー・・・」


Sさんか。またいつもの電話か

「Sさんですよね、今日はどうしたかな?」

といつものように尋ねてみた

「いやぁー。びっくりしたわ!
 先月の電話代がね7000円もしたのよ。
 もうこれ以上電話しません!」ガチャ・ツー・ツー、、、


と。いうことで、メデタシ、メデタシ、と思っていたのもつかの間。5分後に再び電話が・・・

「Sだけど、ウチに電話かけてよ」ガチャ・ツー・ツー、、、

こっちから電話しろと、、、


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Posted by 笑蔵 at 17時18分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2008年06月25日(水)

イシの手も借りたい [日々煩悩]

最近、仕事がどんどん忙しくなる。『オール勤』という勤務の日が増えている。一応ウチは病院で朝8時から夜8時まで勤務時間がある。当然交代勤務なのだが、早番=8時から16時、遅番12時から20時という体制だ。だいたい週2回の遅番があるのだが、そのウチの一日が『オール勤』という勤務形態を強いられる。そう、朝8時から夜8時という非公然勤務だ

医師数も減ったが、看護師も減った
病床数も減っている。診療科も減っている
事務員も減った

僕がこの20年関わってきたのは外来部門が中心。医師・診療科の減少により診療時間も減った。当然患者数も減っている。外来数は10年前の半分以下になった。月から金まで正規の8時〜8時という診療だったが、それが半分(隔日)になったのだから。また、長期投与も増えたので診察に訪れる回数も減る。
なのに『オール勤』が増える

経営の悪化
事務量の増加
IT化による新しい知識が必要

求められる技術は高度化するのに、非正規雇用による責任者不足がすすむ。いくつもの仕事が集中する。業務分担がうまくいってないこともある。労災担当、自賠責担当、未収金担当、レセコン担当、予約システム担当、返戻・減点担当、在宅医療担当、、、

これらも思い切ってパートさんに任せればいいのだが

患者さんの要求の「質」も変わってきているように感じる。医療機関にあからさまに「サービス」の質を求めてくるのだ。待ち時間が長い、椅子が固い、TVの画面が小さい、お茶がぬるい、自販機の種類が少ない、薬だけほしい、、、中にはコチラも対応しなきゃいけない要求もあるが、命の現場から変貌してしまった感がある・・・もともと、深刻な救急を対象と医療機関ではないので、そう命のやりとりに直面することはなかったけれども・・・

ここ数年で生活習慣病という概念がひろまったからか、すぐには命に別状はないが、ちゃんと管理しないと命の危険につながる、そんな状態の患者さんが増えた。最近になって発見された病気ではない、かつては「慢性疾患」とよんでいた

昔はそうした患者さんも、倒れるとか、めまいがするとか、発作をおこしてとか、なんらかの劇症状況を経て慢性疾患と診断されて通院となるものがほとんどだったのだけども、最近は「生活習慣病」というアピールが功を奏し、圧倒的に未病のうちに通院される方が多いように思う

そして、ウチのような弱小中小病院はというと、そうした落ち着いた未病状態の患者さんを見るよう役割づけられている。機能別の診療群分けがすすんだオカゲだ。今では手術もほとんど行うことはない、外科や整形系はどんどん縮小されていく・・・

だから元気に通院する人たちが圧倒的に増えた。彼らは、普段はまるで元気であるから、病院での要求がQOL(Quality of Life)面で高まる。治療行為に関するものよりも、病院の環境に対する要求が強い気がするのは

受付という窓口からの一面的な考察だろうか

かつて病院のQOL感覚は著しく低かったから、その要求が高まるのも自然のことだし、医療機関として患者さんが「闘病」・・・闘病という意識も低いのではないか?・・・
へ向かう時に、こうした環境面の要求に応えることは課題でもあるのだが、、、

医師の不足だけで説明つかないよなぁー

医師数だけの問題ではない。医療を考える場合には、病院という組織の果たす役割も含めて考えてほしい。病院の運営手法や、患者さんとのコミュニケーション方法、情報管理の工夫などもまだまだこれからだ、そうしたなかで医療事務が担っていく業務は増えていくのだから、僕らはますますうっかりとはしていられないのだが、、、

うっかり、してイタイなぁー

Posted by 笑蔵 at 21時25分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 3 )

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プロフィール

笑蔵

病院医事課

タダの医療事務員

笑蔵

病院の医療事務をしています。医療事務の知識は全くないままこの仕事に就き、はや十数年です。医療事務の仕事には慣れましたが・・・患者様には未だに慣れませんw
医療事務ってなに?って人も。これから医療事務を目指す人、今。医療事務の人も、病院の受付から見える風景を、一緒に考えてみませんか?

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