episode 23

病院の忘れ物 Part1 メガネ、メガネ

病院の忘れ物で一番多いのは傘。これは病院に限らずあらゆる施設で同じだと思うが、2番目に多いのが杖、3番目がメガネだ。このあたりはどこでも同じなのかもしれないが、杖の数が半端じゃない。杖については別の機会にみっちりと話すとして・・・

今回はメ・ガ・ネ

とある日に40代位の女性より電話

「ね、ね、メガネ忘れてなかった?」
「お忘れになられたのですか・・・」
「そうなのよ、もう都合悪くて、、、」

そんな大事なメガネを無くすのはどういうことか、メガネに限らず時計もだけど、レントゲン等の検査時には外して頂くことがある
検査というのは以外とドキドキするものだ。気が動転、緊張しているからか、ついわすれていってしまうらしい。ご注意を

「どのようなメガネでしょうか?お忘れになられた場所にお心当たりはありませんでしょうか?」
「探しても、探しても家にないのよ。メガネ、ねぇメガネ、メガネあるでしょ」
「あのー、どのようなメガネでしょうか」
「え?私のよ、私の!」

私のメガネって

「・・・どのような色のメガネでしょうか」
「だからメガネ!サングラスじゃないわよ。盗られたんだわ、もう、信じられないわー」
「申し訳ございませんが、どのような形状の、色形のものでしょうか?いくつも届いておりますので」
「あ、そういうこと。金縁で、うすい紫のレンズのよ」

悪趣味

忘れ物保管庫を探すが、該当する様なメガネはない。そもそもメガネを忘れるって、、、このような場合はたいがい老眼鏡。私もメガネ君なので、メガネが無いと生きていけない

「申し訳ございません。患者様のメガネに該当するものは届いておりませんが」
「あ!やっぱり盗られたんだわ。もう信じらんない。他人のメガネを盗むなんて!」
「もし届きましたら、ご連絡いたしますが、ご連絡先をお教えいただけませんか・・・」
「どういう神経してんだか、ほんとに、もう信じらんないわ。ね、そうでしょ!もうドロボーよ。・・・てアンタに言ってもしょうがないけどね」

ガチャ、ツー・ツー・ツー

切りやがった

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