episode 37あの人は行ってしまったうちの病院では患者さんの送迎バスを出している。用も無いのに乗って来てしまう患者さんがいることを以前に書いたが(episode 9)。強敵は、他にもたくさんいる 病院に来たとたん歩けなくなる者「受付サン、受付サン、、車椅子乗せてよ。歩けないんだー・・・」 の声に『アンタここまでどうやって来たのサ』と突っ込む間もなく。急いで車椅子を開き、正面へ駆けつけた。うずくまるようにドアにもたれかかるババ、Tさんだ。ツヤツヤとした顔色に、豊満な肉体 いたって元気そう今着いた送迎バスでやって来たのはわかっているのだ。しかし、さかんに膝をさすっているTさん。膝か・・・ 体重だな冗談ではなく、膝には自重が一番の負担になる。この体格ではいたしかたない 「足が痛くて、痛くて、、もう歩けない。今日はいつもの注射をしてもらいに来た」 と彼女の弁。重い体を車椅子に押し込め、潰れるタイヤを唸らせ、押し進むうちに、彼女が続けて言うことには・・・ 「今日は用事があって、10時まで帰らないと行けないんだから早くしてよ!」 骨を強くしてもこの体重をどれだけ支えられるのか?疑問に重い、、、思いつつも。車椅子をギィギィ唸らせ 苦しいこともあるだろう・・・
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