episode 39
水害お見舞い申し上げます
歴史は繰り返す・・・
災害は忘れた頃にやってくる・・・
昔から云われてることだが、他人事ではない。人は学ばなければならない。過去に、歴史に、しかし時として人は同じ過ちを繰り返してしまう
浅薄な認識、杜撰な管理
そうそれは再びやって来た・・・
確かに巷では『マトリックス・リローデッド』『踊る大捜査線 THE MOVIE2』『ターミネータ3』と続編が目白押し。柳の下の鰌を狙って続々と続編が作られる
敗残兵も例外ではない!二度あることは三度あるし・・・
『007は二度死ぬ』
いやそうじゃなくってね。「前門の虎、後門の狼 Part1、2」(episode 10、11)「お見舞いの常識 Part1、2」(episode 8、21)最近では「病院の忘れ物Part1、2、3」(episode 23、31、33)と続編を書いてきた
皆さんは憶えているだろうか、S事務長の魔の手により病院が水浸しになったことを・・・「火災訓練−いとしのSさん(1)」(episode 24)
『蘇る金狼』・・・上田馬之助
さて、今病院では病棟の改築工事が行われている。病院の場合、工事と言ってもむやみに休むわけにはいかない。入院患者に迷惑をかけることなく、当然に外来も止めることなく、工事を
粛々と
進めなければいけない。診療は通常通り行うわけで、職員も工事を「邪魔だなー」と思いながらも働き続ける。休めない、、、
今日は医事課の、真上の、2階病棟の工事があった。さすがに午前の外来は混むのでお昼からだったんだけれど、ちょうど会計ゾーンの真上での工事。1階にある会計ゾーンは天井の作業があって、辺り一面は白いビニールで覆われていた。まさしく
白装束の施設
その白いビニールに囲まれ、いつもの半分以下のスペースの中で、平常通りの業務をこなすわけで、医事課の職員はもう「邪魔、邪魔だよー、、、」と文句いいながら働いていました
もっとも今日の午後は診療科は一科目しかなく、週の中ではもっとも静かな午後であって、患者もまばら。午前の喧噪がウソのように静まりかえった昼下がり
ガ・ガ・ガ・・・
と工事の喧噪だけが響き渡る。何人ものお兄さんやおじさんが天井に穴を開け身体を乗り入れ
水回りの工事
あーぁ、わかちゃったかな?オチ。そうなんですよ、、、そのとおりです。なにせ今日の出来事なものだから、構成も考えず・・・最初日記に書くつもりだったんだよね・・・勢いにまかせ書いてますよ今!
ぎょぇ〜〜〜
ザー・・バシャー・・・ザー
と工事の兄ちゃんの怒声と、懐かしく響き渡る水の音。ん?と思い、ふり返ってみると、白いビニール越しに見えるのは、天井の穴からこぼれ落ちる
黄色い滝飛沫
に打たれる脚立に乗った兄ちゃんの下半身、、、上半身は天井の中ですよ。また
ザー・・バシャー・・・ザー
机の上、床の上に広がる
黄色いシミ
ぅあ!ぅぅわ!ぉぉぅー
それにしてもこの兄ちゃんの叫び声がナゼか
黄色い
ここで病棟に目を向けてみましょう。病棟では使用禁止区域にしっかりと「使用禁止」の紙が貼られています。「午後2時〜4時半まで使用できません」と、しっかり書かれていますが・・・
そんなことはお構いなしのババ!貼り紙など目に入りません。入っていたところで・・・
天下御免!天上天下!唯我独尊!御意見無用!夜露死苦!
「ダメ、ダメ、おばーちゃん。今、工事で使用禁止。向こうのトイレ使ってよ」
「えー、ちょっとだけだから・・・」
「ダメです!向こうのトイレを使って下さい」
何度こういうやりとりがあったかは知りません。私にわかることは水回りの工事には大きく分けると2つること
上水道と下水道
で、今日あったのは下水管の工事。当然トイレなぞ使われたら溜まったもんじゃありません!しかしね、皆さん聞いて下さい。今日はあの愛しい愛しいジジババ達はちーっとも悪くないんです!
「おばーちゃん。ダメだってば!向こうでしてきてね!」
と叫びながら看護師はいつものようにポータブルトイレの汚水をシンク流しました・・・
没
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