episode 57

初雪の頃・・・ 僕は交換手(3)

朝起きると雪。問い合わせの電話が殺到する・・・

「雪で車が遅れる・・・」
「午後からでもいいか・・・」

送迎バスにも遅れが出た

「バスが来ないゾ」
「遅れてるの?」

等の問い合せが殺到する

まぁ、今日のように20cmくらいの積雪なら、別に、たいしたことないんだけどサ・・・
自転車で平然とくるババもいるからね

雪が降るとなんだか、こう、心がムズムズ、ソワソワ、おちつかなくなるのは僕だけか?どうやらそうでもないらしい。こんな電話も・・・

プルル♪プルル♪・・・ガチャ!

「ハイ○○病院です」
「今日?やってるの?」
「ハイ、やっておりますが」
「あ、そう」
「ところで何科を御希望ですか」
「いや、いい」
「は?いい、、、といわれますと」

「今日は何曜日かと思って?」

ツー♪ツー♪ツー♪・・・

プルル♪プルル♪・・・ガチャ!

「ハイ○○病院です」
「あのー、ちよっとお聞きしますが・・・」
「あ、はいはい」
「雪が降ってるな?」
「降ってますねー」
「年寄りはな、雪が降ると出歩けないんだ」
「はぁ、大変ですよね」
「寒くてよ、風邪引きそうだワイ」
「無理なさらないように」
「あぁ。ありがと・・・
ところでな

タクシーは何番だっけ?

ちょいと娘の家まで用事ができて・・・」

ツー♪ツー♪ツー♪・・・

プルル♪プルル♪・・・ガチャ!

「ハイ○○病院です」
「お宅のバス、まだ来ないんだけど遅れてるんか?」
「申し訳ございません。このような天気ですので
少々遅れているようです」
「困るなー、間に合わないゾ」
「ご予約の方でしょうか」

「あぁ、○時に駅まで行きたいんだ」

ツー♪ツー♪ツー♪・・・

プルル♪プルル♪・・・ガチャ!

「ハイ○○病院です」
「病院?病院さんか?あ?」
「あ、ハイ○○病院です」

「オマエんとこの隣りのスーパーやってるかね」

もっと落ち着いて・・・

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