episode 77

接遇のプロ達・・・電話交換編(2)

たしかに、ホテルのフロントでの接遇は気持ちがいい。軽く会釈し「お疲れ様でした」とか、「お帰りなさいませ」とか声をかけられると、旅先での不安や疲れも、一瞬、軽くなった気がする。そのホテルの水準にもよるが、、、

プライバシーの考え方に、ホテルと旅館では大きな違いがあるように感じる。ホテルでは、徹底した無関心で「お客様」の煩わしさをブロックする(その煩わしい出来事には、プライバシーの侵害も含まれる)
それに対して旅館の女将は、まるで身内の人間に接するかのごとく、親切にうち解けけて接してくれる。余所の人間からの干渉には、我が家の家族を守るかのごとく対応してくれる・・・はずだよね^^;もっぱら

ビジネスホテルばっかり利用する

ので、ちゃんとした旅館がどうなのか、実はよくわからない。どちらにしても、その宿泊施設の身丈に応じた「サービス」で、微妙な距離感、気配りを提供してくれて、ワタシのプライバシーは守られる・・・

イケナイ旅行であっても

きっとアナタの秘密は守ってくれる。たとえ追手が駆けつけてきても・・・たぶん。はたして、僕らの病院で同じような対応は出来るんだろうか?ちょっと自信がナイ。もっとも病院ではそういう事件は

希にしか

起こらないから、いいけどネ

いつものように騒がし午前中、一本の電話を取った。つい忙しさにかまけてしまい3回のコール内で電話を取れなかったのだ。そういう時には「お待たせ致しました・・・」と電話を取る。走り回っていた後のこと、こちらの呼吸が落ち着く前に電話に出た。なるたけ平静を装ったのだが、それでも相手に気をつかわせてしまったのかもしれない。受話器の向うから妙にかしこまった声が聞こえてきた・・・

もしもし、○○病院さんですか?
お忙しいところ申し訳有りませんが
ちょっと教えて頂きたいのです・・・

プロだなぁ、この人プロだよ!

あ、申し遅れました
私、●●鉄道ホテルのフロントものですが
実は、お宅様の患者様のことで・・・

●●鉄道ホテルといえば、私鉄系のホテルで、市内では割と格式の高い方のホテルだ。さすがだなぁ

その方がおっしゃるには
いつも「病院のバス」をご利用だとか
つきましては◎◎駅を何時に出発かと

私どもの窓口で

おたずねでして・・・

うひ

も、申し訳ありません!
◎◎駅を10:30に出発になっております・・・
ご迷惑をおかけして申し訳ありません

はい。10:30でございますね
お忙しい時にありがとうございます
ではその旨お伝えいたします

どうやら、病院のバスが来ないので、いつも待っているトコロの近くにあるホテルに尋ね入ったヤツがいるらしい

それからしばらくして・・・

たびたび申し訳ありません
●●鉄道ホテルのフロントのものです

あ。さっきの声だ

実は、、、
先の患者様が、、、
おっしゃるには。。。

私どものバス停の

「△□◎前」で、いつもお宅様のバスに乗られるそうで
そちらには何時の予定にになっておりますでしょうか・・・

・・・

確かに病院のバスは「△□◎前」停留所に止まる。 病院バス運行表にもしっかり記載されてますヨ、、、当然、無許可で、、、しかしココは、毅然とした声で答えました

10:33分頃です

ご丁寧にありがとう・・・

プロの電話応対はホントに気持ちがいい

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